家庭裁判所の役割

一般的な民事事件や刑事事件については基本的に地方裁判所や簡易裁判所において取り扱われます。

 
これに対し、家庭裁判所は家庭に関わる事件を第一審として取り扱っています。

 

家庭に関わる事件としては、まず典型的なものとして家事事件を挙げることができます。

 

家事事件とは、夫婦に関すること、子どもに関すること、遺産分割に関すること等がテーマとなる事件であり、通常は調停手続が行われ、それによって解決しない場合、あるいは調停に付する余地のない場合には、審判手続において判断されることになります。

 

次に人事訴訟事件を挙げることができます。その典型的なものは離婚訴訟事件であり、かつては離婚訴訟事件は地方裁判所で取り扱われていましたが、これが変更されるに至ったという経緯があります。

 

このような訴訟事件については、和解によって解決しない場合には通常の訴訟事件と同様に判決がされることになります。

 

さらに、少年事件も挙げることができます。これは未成年である少年が非行を犯した場合に、少年に可塑性があることに照らして、刑事裁判により刑罰を与えるよりも、教育的に更生を図らせる必要があるということで、少年法に基づいて特殊な手続がとられることになります。

 

 

少年に対しては、原則として、少年院送致、保護観察、不処分、審判不開始といった対応がされることになり、刑罰は科されません。

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