将来の道、法務教官になったらできること

法務教官は非行少年の社会復帰をサポートする国家公務員で、少年院や少年鑑別所が主な職場です。様々な事情を抱えた少年一人一人に寄り添い根気強く向き合う姿勢や、彼らの個性や能力を見極め育てるための幅広い視野と専門的知識、経験が必要です。
少年院では家庭裁判所で保護処分を受けた少年たちが共同生活を送っており、法務教官は彼らが健全な思考力や行動規範を身に着けられるよう教育と指導を行います。彼らの心身の発達状況に合わせて細やかな計画が立てられ、基礎学習や職業訓練が行われています。少年鑑別所は観護措置となった少年を一定期間収容し、法務教官は行動観察や面接によって社会不適応の原因や資質を見極めます。規則正しい生活と心の安定を図り、改善の可能性を探ります。ここで作成された資料は家裁での審判や指導などに活用されます。
少年犯罪の件数は減少傾向にありますが、少年院を出た後の再犯率は未だ低いとは言えません。所得格差の拡大により貧困世帯が増え、社会から取り残された子供たちが犯罪に手を染めるケースや、スマートフォンの普及により薬物や売春などの行為が明るみに出るのが遅れ、泥沼化するケースも見られるなど、少年犯罪は社会変化に伴って複雑化し、低年齢化も進んでいます。彼らが更生、社会復帰を果たし再犯を起こさないためにも、法務教官による教育は大切な役割を担っています。

コメント

コメントを受け付けておりません。