訴訟以外の手続きあれこれ

民事上の紛争を解決するために裁判所で取り扱っている手続きとしては、一般的な訴訟によるもののほかにも、実にさまざまな種類のものがあります。
例えば、労働審判手続というのは、給料が約束通り支払われないとか、会社を不当に解雇されたといった、労働者と会社との間の個別的な紛争を解決するための手段です。複雑で多くの時間を要する訴訟とは違って、原則として3回以内という簡単な審理によって、迅速な解決を目指すという制度です。
民事執行手続は、お金を貸した側の債権者からの申立てによって、裁判所が借りた側である債務者から財産を差し押さえ、これをお金に換えた上で、債権者に分配することによって、債権を回収するための手続きです。強制執行手続や担保権の実行手続など、いくつかの種類にわかれています。
破産手続きというのは、逆に債務者のほうからの申立てによって、裁判所が破産手続開始決定をした上で、破産管財人を選任し、その人が破産者の財産をお金に換えて、それぞれの債権者に配当するというものです。この場合、債務者がこれまでに抱えていた債務のすべて、またはその一部を以後支払わなくてよいとする免責許可という決定が、あわせて裁判所から出されるのが通例です。

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