意外とラフに描かれる法廷画

法廷画を描く人ですが、必ずしもプロの画家とは限りません。勿論、プロも描いていますが、テレビ局や新聞社に勤める素人も描くことがあるのです。なぜ彼らは法廷画を任されるのかというと、描くのが速いからです。
法廷画を描く人は、テレビ局などメディアの人と打ち合わせをしてから法廷に入ります。必ずしも、描く人が住んでいる地域で裁判が行われるわけではないので、住んでいるところよりも遠くで行われる場合は、前日に行って一泊するということも珍しくありません。そして、裁判を傍聴した後に描き上げます。
裁判のニュースは、裁判が行われた当日の夕方以降に流されることが多く、法廷画もそこで使われることになります。法廷画が出来たら、そこにテロップやナレーションをつける作業をしなければならないので、テレビで流されるよりももっと前にテレビ局になければなりません。なので、速く描ける人ではないと務まらないのです。
法廷画自体の描き方も、基本的には精密さを重視するのではなく、被告の特徴だけを伝えて後はラフに仕上げるというものがほとんどです。なので、デッサンに近いような描き方になります。背景はまったくないか、あるいは裁判官の姿がラフに描かれているという感じになります。

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