裁判所見学は出来ますか?

裁判は原則として公開で行われるため、誰でも裁判見学が可能です。裁判を見学するには特別な手続きは不要なので、開廷中のどこの法廷でも自由に入って傍聴をする事ができます。裁判所にはいくつかの種類があり、簡易裁判所・家庭裁判所・地方裁判所・高等裁判所・最高裁判所が存在しています。その中でも、家庭裁判所や簡易裁判所などで扱う調停や審判などの非公開の事件は、傍聴することができないので注意して下さい。
通常の裁判を傍聴する時には、法律の専門用語を知っているほうが審理をスムーズに理解できます。しかし専門知識がなくても、一般市民が裁判員として参加している裁判員裁判の場合、難解な専門用語はできるだけ要約される傾向にあるので、法律の専門家でなくても理解できる内容になっていておすすめです。また、審理を分かりやすくするために立証が工夫される場合が多く、CG等の画像解説を交えた説明が行われる事もあります。ただし、裁判員裁判で扱われる審理は重い罪の案件が多いため、見学を希望する人がたくさん訪れ、満席で見られない場合も珍しくありません。裁判所の場所は裁判所のホームページから検索可能です。また、裁判は平日のみ行われ、土曜休日や年末年始は休みとなっています。

早い者勝ち?傍聴席の席順

注目度の高い裁判でなければ、誰でも傍聴席の好きな場所に座ることが出来ます。席に番号などは振られておらず、中に入ったときにチケットを渡されることもないので、早く来た人から座りたいところに座るということになります。
中に入ったあと、法廷内の扉が閉められてしまうこともないので、いつでも途中で退室することが可能ですし、逆にいつでも入ることが可能です。
傍聴席はそれほど数が多いわけではないので、特別見やすい席や見づらい席は存在しません。なので、初めて裁判を傍聴する場合は、自分の気分に合わせて座るといいでしょう。ただ、座りやすいという点では、一番前列の座席は、比較的、足を自由に出来るので楽ですし、目の前に人がいないので、見やすいです。なので、長時間、見やすいところにいたいという場合は最前列に座るといいでしょう。
では、注目度の高い裁判ではどうかというと、傍聴希望者に対して座席数が足りないので、抽選になります。当たった人は入れますが、はずれた人は入れません。抽選の当たりやすさは並んだ順番などには関係がないので、早く並んだから当選するとは限りません。
当たった場合ですが、やはり、早く法廷の中に入った人から好きなところに座ることが出来ます。

裁判所の入り口の入り方

裁判所に入るのはまったく難しいことはありません。というのは、事前予約をしたり、あるいは入り口で身分証明書の提示を求められたりといったことは一切ないからです。平日、裁判が行われる日に行けば自由に入ることが出来ます。
初めて行く場合の注意点としては、入り口から入ってすぐのところにある裁判の予定表を確認しておくということが挙げられます。ここには、その日行われる裁判のスケジュールが書かれていますので、見たい裁判があったらメモに記しておきましょう。
法廷に入る場合ですが、やはり特にチェックは行われません。自由に入退出することが可能です。入る時の注意点ですが、携帯やスマートフォンの電源は切っておくようにしましょう。バイブレーターでの着信の場合でも、法廷内は基本的に静かなので、かなり目立ってしまいます。電源自体を切っておくことがベストです。
ニット帽などの帽子をかぶっている場合は、脱いだ方がいいです。なぜかというと、開廷前に裁判官に脱ぐように注意をされることがあるからです。マスクはしているままでも問題ありません。
リュックサックや鞄などを持ち込んでも何も言われませんが、法廷内を勝手に撮影したり、裁判を録音したりすることは出来ないので、そういう機材を中から出しているのを見られたら当然注意されますので気をつけなければなりません。

服装は何でもOK?

裁判を傍聴する際には、さまざまな点に注意する必要があります。服装に関しても、どんなものを着ていけばよいのか悩む人が多いかと言えます。しかし、実際のところは傍聴する側の服装に関しては自由でいいという決まりになっています。そのため、TシャツとGパンといったラフな格好やジャージなどでも構わないとされています。当然、スーツなどのフォーマルな格好でも良いとされていますが、あまり気負った格好で傍聴に参加する必要はありません。ただ、注意しなければならないのは、傍聴の際に身体チェックを受ける場合もあるということです。また、政治的な意味合いの込められた服装はダメだとされています。事件などに関わりがあるような格好や、ヘルメット、はちまき、ゼッケン、腕章なども傍聴の際には向かない格好であるため、NGとなります。ただ、よほどのことが無い限り、服装で傍聴を止められることは無いと言えるので、普段通りの恰好であれば安心して参加することが出来ます。このように、裁判を傍聴する際には服装はあまり気にしなくても良い、ということが言えます。裁判の内容にもよりますが、ほとんどの裁判の傍聴は気軽に参加できるものがほとんどだということを知っておくことが大切です。

傍聴ルールと座席

日本においても裁判員制度が開始され、裁判というものが身近になってきたこともあって、一度は裁判所に傍聴に行ってみようという方もいるのではないでしょうか。裁判は特別な手続きをしたり。お金を払ったりする必要はなく、裁判所に行って開廷中の法廷に入れば誰でも気軽に裁判を傍聴することができます。ただし、家庭裁判所や非公開の事件は傍聴することができないほか、民事事件や家事事件は基本的にすぐに終わってしまうので、傍聴するなら刑事事件がいいでしょう。裁判所に着いたら開廷表でその日の裁判の予定を確認し、目的の裁判が始まる少し前に法廷に行きます。入室前には帽子やコートなどを脱いで、携帯電話をマナーモードにしておきましょう。途中入場や途中退場はOKですが、一度傍聴席に座ったら途中で席替えはできないので気を付けましょう。傍聴の際の注意点としては、法廷内も含めて裁判所の敷地内では撮影や録音は禁じられているので、ボイスレコーダーで発言を録音したり、被告の顔をカメラで撮影することはできません。報道関係の人であれば、事前に申請を行うことで開廷前に2分間のカメラ撮影ができますが、一般の傍聴者は禁止されているので注意しましょう。メモを取ることは許されているので、事件の流れが気になる人はメモを取っておくとより内容が理解できます。裁判中の居眠りや、裁判を中断する行為は退廷を命じられる場合があるので注意しましょう。

初めての傍聴

犬12裁判の傍聴を趣味としている人の本などを読んで、自分も傍聴をしてみたいと考えた場合、いろいろと決めないといけないことがあります。
たとえば、民事裁判を傍聴するのか、それとも刑事裁判を傍聴するのかということがあります。裁判は原則、公開されるので離婚裁判を見ることも可能ですが、初めて裁判を見るのであればやはり刑事裁判がいいでしょう。民事の場合、お金の貸し借りに関するトラブルの裁判が多く、更に和解になることも多く、見ていてあまり興味を惹かれるものではありません。
刑事裁判は殺人事件や傷害事件などを起こした犯人を見ることが出来る上に、事件が起きた経緯も聞けるので、充実した傍聴になることが多いです。
刑事事件の裁判の中でも、裁判員裁判を見てみたいという場合は、地方裁判所へ行きましょう。というのは、裁判員裁判は地方裁判所でしか行われないからです。
裁かれる事件が殺人事件の場合、一日で結審することはなく、裁判は何日間も続きます。難しい事件になると一ヶ月程度続くものもあります。
そのすべてを傍聴するのが難しいという場合は、第一回公判を見るようにしましょう。事件のあらまし、弁護側と検察側の主張をそれぞれ聞くことが出来ます。

話題の事件の裁判にも行けるの?

犬11刑事事件にはニュースでは伝えられなかった、罪状の軽いものだけではなく、新聞やテレビで何度も取り上げられた話題性の高いものもあります。たとえば、連続殺人、誘拐、あるいは犯人が有名人といったものです。
では、こうしたものの裁判も一般人は傍聴することが可能なのでしょうか。これは、勿論可能です。話題性のある裁判の場合、テレビや新聞の記者が傍聴しますが、彼らは裁判所が用意した記者席に座ります。メディアを特別扱いするのは、記者席を用意しないとメディア関係者だけが集まって、一般人が弾かれてしまう可能性があるからです。
一般人は、記者席以外の席に座ることが出来ますが、傍聴希望者が多い場合は抽選になります。希望者の中には記者席に座る権限のない個人ジャーナリストなども含まれ、財力のある人ならアルバイトを雇って並ばせることもあるので、傍聴できるかどうかは運次第ということになります。
では、裁判所は事前に、この裁判は傍聴希望者がたくさん集まるでしょうといった情報を公開しているのかというと、それはありません。裁判所のホームページに、原告と被告の名前が書かれた開廷表が掲載されることはないので、実際に行ってみないとどれぐらい傍聴希望者がいるのかはわからないのです。

裁判情報を収集しよう

犬10大きな事件の刑事裁判は、マスコミが裁判はいつ行われるのかを事前に伝えることが少なくありませんが、注目度の低い事件の裁判の場合は、裁判がいつあるという情報は実際に裁判所に行ってみないとわかりません。裁判所はホームページを開設していますが、そこにも裁判の予定は書かれていません。
裁判所に行くと、その日の裁判の予定表が貼り出されていますが、それより先のことは傍聴するとわかります。というのは、公判が終わる直前に、次回の公判はいつにするかという話が裁判官、弁護士、判事の間で行われるからです。なので、次回の公判も見たいという裁判のときは、その話で出た日付をメモしておくと、見逃さずに済みます。
傍聴するのが初めてで、どういった裁判を注目していいのかよくわからないという場合は、何度も傍聴しに来ている人に聞いてみるというのも一つの方法です。裁判の傍聴を趣味にしている人は多く、裁判が始まる前にそういう人たちが集まって話していることも珍しくありません。その輪の中にいる人に、自分は傍聴をするのが初めてで、どの裁判を傍聴すればいいのかわからないので、もしよかったにおすすめの裁判を教えてくださいと頼めば、気のいい人なら愛想よく教えてくれるでしょう。

傍聴手続きの流れ

犬09裁判は原則として公開されており、誰でも傍聴が可能です。手続きも特に必要がなく、マスコミで大きく報道されるような注目度の高いものだけ、抽選券が配布されることがあります。どのような裁判がいつどこで行われるのかは、当日裁判所に貼り出される開廷表を見なければわかりません。土曜と祝日、また年末年始はお休みなので、傍聴が可能なのはそれ以外の平日になります。また時間は10時~16時で、12時~13時は昼休みです。裁判所を傍聴するときの服装は、非常識であったり過激なものでなければ問題ありません。メモやスケッチするための筆記用具の持ち込みも許可されています。ただ、写真や映像の撮影は禁止なので、カメラやビデオなどの持ち込みはできません。入廷の際には金属探知機やX線によるチェックが行われる場合があります。裁判には民事と刑事があり、民事は書類のやり取りがメインになるため、なれないうちは刑事のほうがわかりやすいようです。最寄の裁判所へ行き、開廷表を見て軽微な刑事事件の裁判を探し、傍聴するという流れになります。まずは地方裁判所へ行ってみるのがいいでしょう。最高裁判所は裁判のある日以外は中に入れず、敷居が高いようです。

まるで刑事ドラマ?裁判傍聴について

犬08裁判は、ときにドラマを見ているような劇的な展開になることがあります。たとえば被告が容疑を否認している事件の場合は、公判を通じて検察と弁護側が相互に証拠を出し合い、判決が無罪になるのか有罪になるかわからないという展開になることも少なくないですし、被告が容疑を認めている場合でも、弁護側がなぜそういった犯罪を起こすに至ったのか、情状を求めて説明し、想像を超えるような人生を聞けることもあります。
民事の傍聴も可能ですが、民事の場合は刑事に比べると淡々と進むことが多いです。たとえば、債務不履行の争いだと、和解の話し合いをするためにすぐに別室に行って、和解がまとまりましたということで終わったり、被告が出廷せず、原告勝訴ですぐに終わったりします。人間ドラマのようなどろどろした争いになる事件もありますが、そういう事件はかなりまれだと言っていいでしょう。
しかし、家裁で行われる離婚をめぐる争いはかなり多く、傍聴すると夫婦関係のどろどろした人間ドラマを聞ける可能性が高いです。ただ、簡裁での民事を傍聴する人も少ないですが、家裁での離婚の争いを傍聴する人もかなり少ないので、行くとかなり目立つことになりますし、場合によっては不倫相手ではないかと勘ぐられることもあるので注意が必要です。