審級制度と三審制

審級制度とは訴訟事件に於いて上訴により同一事件が何回か繰り返して審理がされる場合の審理の順序を定めた制度のことを言います。

 

これは日本の司法制度では三審制を採用していることから裁判所間の審理の順番や上下関係を明確する必要がある為です。そして三審制には公正且つ慎重な裁判を行うことで誤判を防止し、これにより人権の保護が図られています。

 

日本の裁判所の構造は憲法に於いて最高裁判所と下級裁判所とに分かれており、下級裁判所には高等裁判所と地方裁判所また家庭裁判所と簡易裁判所の4つがあります。この構造はそれぞれの裁判所が果たす役割により区別されており、個々の裁判所が下す判断については個別独立し尊重されてるべきものです。

 

そして、これらの裁判所の審級関係はスタートとなる第一審により分かれ、例えば第一審が地方裁判所であれば第二審は高等裁判所そして第三審は最高裁判所の順番となります。

 

また家庭裁判所が第一審であれば次に高等裁判所そして最高裁判所の順となり、簡易裁判所からスタートした場合には第二審は地方裁判所若しくは高等裁判所で第三審が高等裁判所若しくは最高裁判所となっています。この際第一審の判決を不服として第二審に判断を仰ぐ場合は控訴、第二審の判決を不服として第三審の判断を求める場合には上告と言います。